日本橋散策

歯科衛生士  由良 京子

―日本橋の印象
私は、母や近所の人たちからせともの市やべったら市の話を聞いていたので、勤める以前から情緒があって暖かな街なんだなと思ってました。この医院の面接を受ける前、実際に日本橋や人形町を歩いてみて、この町なら働いてみたいと思いました。
笠原歯科では、地元の患者さんがお中元やお歳暮の頃に「これみんなで食べてね」と日本橋のお菓子を差し入れてくださったり、べったら市の時にはべったら漬けをいただくことも。日本橋の方はあまりべったりしていないといいますが、意外にさらっとしたお付き合いで気持ちいいですよね。

―日本橋でよく出かけるお店
イタリア料理店の「カッサーレ」は、お店の方が気さくで、気軽に話せる雰囲気が好きです。おすすめはゴルゴンゾーラのリゾットと手作りデザート。「貴婦人の唇」というチョコレートをクッキーでサンドした丸い一口サイズのお菓子は素朴な味で美味しいですよ(常時用意されているお菓子ではないので、お店へお問合せを)。
先輩に連れて行ってもらった日本橋の「Mother’s Bar 伊達」も味があっていいですよ。外観や店内はちょっとおしゃれなバーという感じなのですが、お店のスタッフは全員お母さん。家庭料理が多くて、家でご飯を食べているような気分で、まさにおふくろの味といった感じなんですよ。来店しているサラリーマンの方も、お酒が飲みたくて、というのではなくて肉じゃがを食べたくなって…といった感じで来ている風です。
日本橋の「Albin’s Bar」は、ビールをピッチャーでも出してくれるので、大勢でワイワイ集まるにはおすすめのスポットです。若いサラリーマンの方がよく来ているみたいです。
時々、患者さんからもおすすめの店を教えてもらうのですが、人形町の「お好み焼き・どれ味」の名前はよくあがりましたね。

―日本散策のすすめ
甘酒横丁やロイヤルパークホテルの方をぶらぶら歩いているだけでも楽しいですね。私は土曜出勤が月1日はあるのですが、終わってもすぐに帰らないで散策しています。小さな和菓子屋さんとかが多いじゃないですか。のぞいてみたり、買わなくても見るだけでもおもしろいです。日本橋や人形町には有名なお店が多いですよね。だから、友達の家に遊びに行くときには、「重森永信堂」の人形焼や「うさぎや」のどら焼きをおみやげに持っていくんです。とっても喜ばれますよ。

(管理者注 本文は「月刊日本橋」6月号に掲載されました。「月刊日本橋」は本医院をはじめ、日本橋地域の加盟店舗にて配布されています。)